「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」を観てきました


この作品に出合ったのは確か中学生のころだったと記憶しています。当時は今ほどサブカルに興味がなく、洋画などにも今ほど興味が持てずにいました。そんなとき、一人の変な海賊を主人公とした作品に巡り合いました。作品のタイトルは「パイレーツ・オブ・カリビアン」。奇才ジョニー・デップ演ずるこの奇妙な海賊の動きに釘付けとなった僕は途端に作品の虜になり、以後継続してシリーズを追いかけるに至りました。そして公開された本作、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」。その内容とスケールから、果たして変人海賊ジャック・スパロウの最後の旅になるのではないかと噂されていました。これを見逃すわけにはいかない!この時ばかりは強い強~~い使命感に突き動かされましね。

そんなこんなで公開初日に見に行ったパイレーツでありますが、最後の大舞台にふさわしい戦いを演じた反面、従来の作品に比べ若干ストーリー展開が駆け足気味な作品であったといえますね。内容的な面は満足なのですが、ちょっと演出がね…。しかし、その大団円はシリーズ全体を通してもまさに傑作の部類に入り、幕を閉じるにふさわしいデキでありました。

あらすじ

海の死神サラザールが復活した。海賊ジャック・スパロウに恨みを抱く彼は、道行く海賊たちを次々と沈め、ジャックのもとへ向かう。この惨劇の中で生き証人として生かされたヘンリー・ターナーはサラザー打倒と、父ウィル・ターナーの呪いを解くのに必要な「ポセイドンの槍」を探すためにジャックと接触を図る。運よく彼と出会うこのできたヘンリーは、ジャックを慕う海賊たちとともに大海原へ旅に出る。同じころ、生きたの海を支配する大海賊キャプテン・バルボッサと接触を図ったサラザールは、彼との取引に応じ、打倒ジャック・スパロウのもとに協力する。しかし、バルボッサの真意は別にあり、ジャック発見の後に、再び彼と行動を共にするのであった。

 

あらすじから漂う雰囲気は流石のもの。こういった期待を抱かせる構成には毎回驚かされてばかりです。さて、ここからわかるように、本作は過去の作品の設定と密接にリンクしています。特にヘンリー存在がその主張を一層掻き立てており、あらすじにもある旅の目的を知った時などは興奮のあまり震え上がってしまいました。これはシリーズを見て育ってきた方々へのプレゼントに思えますね。

そうして打ち立てられた今作の展開は最後を飾るにふさわしいもので、ジェックの奇行や愉快な仲間たちとの語らいは健在、変わらぬ楽しさを提供してくれるでしょう。また、敵の存在感は「デッド・マンズチェスト」のクラーケンに劣るものの、「ジャックに恨みを持つ」という側面をこれでもかと強調した面構えに恨み節は十分なインパクトを誇るものでありました。ここまでの長寿シリーズとなると、どうしても敵のスケールダウンなどが懸念されてしまうものですが、果たしてそれは杞憂に終わりました。

そして、本作で外すことのできない要素がもう一つ。実は本作、ヘンリーとウィルの親子関係からわかるように「父との絆」が重要なテーマとして機能してくるのですが、それに対応したもう一つの親子関係も必見であります(ネタバレになるのでこれは省略します)。ウィルの話でも十分ファンとしてはうれしいのに、反則級の感動が最後に二つの投入されています。これには思わず目から汗が滲みそうになったものの、少々「贅沢過ぎではないか?」という心配が頭を過りましたね(笑)。

まあ、こういった感動要素やある種のハッタリ要素に物語を振り過ぎたこともあってか、恒例の謎解き要素やアクションなどは駆け足気味になってしまい、少々のパワーダウンを感じましたね。また、ジャックの過去にも多少の矛盾が存在し、重要な場面として楽しめ物の疑問が解消することはできませんでした。これに関しては原作と映画オリジナル展開での違いだと受け入れることはできますが、上述したアクション等は残念と言わざるを得ませんでしたね。…しかし、その終盤には、それらの不満を一気に解決してくれる神展開が待ち構えています。正直、反則に思えましたね。この感動と興奮はぜひ劇場にて味わってほしいですね。

…ということで、「最後の海賊」の感想でした。不満を合ったものの物語全体の完成度は相変わらずのもので、まさに大団円を飾るに相応しいものでした。これで続編があるんだら驚きますね。え?本当かだって?たぶんです、確証はありません。こんないい終わり方を迎え、まだまだ続けようとしてるディズニーはすごいですね…。う~ん、正直、これでかなり満足してしまったから次はもしかしたらいかないかもしれません(笑)。まあ、続報を期待しましょう!