おすすめ漫画 特撮パロディ編

2016年08月21日

ご用心!ご用心!血みどろ亡者がしのび寄る

物騒な出だしから始まった本記事。今回紹介するのは休刊となってしまった「マガジンZKC」で連載されていた特撮パロディ漫画「ネクロマン」です。この作品は、当時マガジンZKCで行われた複数の作家とのコラボ企画「ヒーロークロスライン」の一つとして連載がスタートしました。このヒーロークロスラインを一言で説明すると、アメコミの世界観を形作ってる複数ヒーローの共演やパラレル設定を雑誌内でやったもので、作家それぞれが生みだしたオリジナルヒーローが別作品の出張するというものでした。残念ながら雑誌は休館となってしまいましたが、ここで行われた企画には類まれな斬新さに富んでおり、またいつの日か、別の雑誌にて同様の企画を見てみてみたいです。

〈あらすじ〉
特撮オタクの高校生、大散寺語はある日、叔父のコレクションの中から封印された作品「ネクロマン」のスーツを発見する。貴重なコレクションの発見に興奮する語であったが、そのスーツが何者かが憑いてることがわかる。正体不明の存在に怯えながらも、憑いている霊の力により、本物のネクロマン同様の活躍ができることがわかった語は、彼のプロデュースを開始する。

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〈見所〉
見所はなんといってもパロディ要素です。それも特撮にとどまらず、懐かしの名作アニメやマンガ等のネタも大量に存在し、一話一話の楽しみ方の一つがパロディ探しというレベルにまでなっています。また、70~80年代初頭に制作された低予算特撮作品の事情なども設定としてネタにしており、ニヤリとさせられる物が多くあります。(たぶん元ネタはPプロ作品かと・・・。)
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このマイナー作品リスペクトはある意味「ゼブラーマン」に近い作品ですね。こんなパロディまみれの本作ですが、ヒーローらしいカタルシスは守られており、痛快でどこか懐かしい作風が笑いを誘います。本作での積み重ねが、後に「ヒーロークロスライン」の根幹となる「ジ・エンド」で活かされて行ったと思うと、グッときますね。おそらくBOOK OFFなどで探せば見つかると思いますので、機会がありましたらぜひ探してみてください。