アメコミ フラッシュ・ポイント レビュー

2016年05月23日

※漫画、映画レビューに関しては「です・ます」口調が崩壊します!いつもと違って過激な発言をしてしまいますが、ご了承下さい!

〈ストーリー〉
僕の名前はバリー・アレン。
仲間を得、家族を得、親友を得た僕は今日も今日とて最速のヒーロー、フラッシュとして街を駆け巡っていた。
けどある日、目が覚めると異世界にいた。
そして、死んだはずの母も目の前にいた・・・。
状況を確かめるためにみんなに正体を明かした僕だったんだけど、何故かみんなフラッシュを知らない。それどころか、スーパーマンも知られてなくて、アクアマンとワンダーウーマンに至っては世界を巻き込む戦争を始めていた。
この狂ってしまった世界の真相を確かめるために、僕は親友であるバットマン=ブルース・ウェインの家を尋ねた。
だけど、そこにも意外な展開が待ち受けていた・・。

〈感想〉
・・と、大まかなストーリーはこんな感じだ。
いわゆる世界改変モノで、主人公フラッシュの存在が真相を求める上での鍵となっている。

さて、このサイトでアメコミ映画のことはいくつか語ってきたが、アメコミそのものについて語るのは今回が初めてなので、それについてちょっと紹介をしておこうと思う。

アメコミ、それは初めて読みだした者にとってけっこうリスキーな漫画である。
別に読んでるから危険というわけではない(しかしディスる奴はいる。)

例えるなら、ドラゴ◯ボールのようなある程度前後の繋がるが重要視される作品を途中から読み出すのと同じ、という意味である。

そう、つまるところアメコミとはただでさえ巻数が多く、手に入りにくい作品なのに、ある程度の読者以外は無視して進んでいく物が大半なのだ。
もっとも、シリーズ物コミックとしては当然の形式だし、日本で追いかけている人もだいぶマニアックな人間だろう・・。
ゆえに、この現状も仕方ないといえる。

(バットマンとかスーパーマンのように世界レベルでメジャーな作品は第一話と最終回を掲載したバージョンが販売されているのだが・・。)

ので、某大型通販サイトでも初心者にもオススメ!と書かれた本作であるが、ここで本当に初心者にオススメするためにキャラクターの概要を説明する。

・スーパーマン→言わずと知れまくった超有名人(星人?)惑星クリプトンの最後の生き残りで、消滅寸前の星から赤ん坊の状態で地球に逃れた。
栄養豊富な地球の大気を吸って成長してきたために、超人的なパワーを発揮し、名実共に世界最強のヒーローとなった。

・バットマン→これまた言わずと知れまくった闇の騎士。父と母を目の前で失ったブルース・ウェインは、犯罪がはびこるゴッサム・シティを救うため、持ち前の財力と鍛え上げた肉体、頭脳を駆使し、夜の闇に溶け込む戦士、バットマンとなって犯罪と戦う。

・フラッシュ→最近ドラマで知名度上げてる人。んで今作の主人公は。実は同名のヒーローが冒頭で紹介したバリー以外に二人もいる。そしてバリーは二代目。
幼き日に謎の閃光によって母を殺害されたバリー。
成長した彼は警察の仕事を手伝いながら母殺しの犯人を探していた。
そんなある日、落雷に打たれてしまったバリーは物質の速度を操ることのできる力、スピードフォースを操れるようになる。
こうして、最速のヒーローフラッシュとなった彼は今日も街を走り回る。

・グリーンランタン→宇宙ヒーロー。早い話がギャ◯ン。パワーリングという便利アイテムによって力を得ている。
そしていっぱいいる。
最も有名なのはハル・ジョーダンのグリーンランタン。

・アクアマン→海底国家アトランティスの王。海◯トリトンとか言ってはいけない!まあどこの世界にも海底の王様がいるというわけだ。
ネ◯モア、トリ◯ン、そしてイ◯娘とのコラボを作者が考えたことがあるのはここだけの話話だ!

・ワンダーウーマン→スーパーマン並のパワーに魔法も使えるすごい人。しかも王女。
もう全部あいつ一人でいいんじゃないk・・・。
彼女とバットマン、スーパーマンを合わせて、ジャスティスリーグのビッグ3となる(ちなみにアベン◯ャーズよりジャスティスリーグの方が登場が早い)

・サイボーグ→本名はビクター・ストーン。
や、やめろ!ショッ◯ー!系ではなく事故で怪我を負った体を回復させる為に、父から改造手術を受けたというXラ◯ダー的な出自を持つヒーロー。
2020年に実写映画が予定されている。

・シャザム→魔法系。喧嘩っ早いが根は善人という車田◯美の描いてる漫画の主人公みたいな奴が変身するヒーロー。
スーパーマン並のパワーに魔法を使えると言うこれまたもう全部あいつ一人でいいんじゃないk・・・状態の男。
バットマン対スーパーマンには登場しなかったが、単独の実写版も予定されており、期待が高まる。

・・・長くなったが、主要なヒーローの紹介は終わった。
DCコミックを読むには最低でもこの程度の知識が必要である。
かく言う私もちょっと前まで全然わからなく、読むのは苦労した。

さてさて、いつものことだが前置きが過ぎてしまったので、そろそろ本題に移る。
一応ネタバレはしないことを前提に、ざっと感想を書いて言おうと思う。

この改変モノクロスオーバー。アメコミではそんなに珍しいものではない。
しかし、この作品が一種の伝説的作品になり得たのは単にテンポの良いシナリオだけではなく、後述する理由とキャラクター設定の徹底改変がある。
改変モノは数あれど、ここまで一つのキャラの設定を変えたものは早々無いだろう。
それだけに、ある程度の知識は必要不可欠となる。

結果として、この改変が物語の新鮮の最大の調味料となっているのは確かだ。
誰がその変更を受けているかはぜひみなさま自身の手で確認してもらいたいが、その人物を知ってれば知ってるほど新鮮みとドラマチックな展開が増すだろう。
更に、その人物にフラッシュとの共通点があることもポイントだ。

けっこう長いこと、そのキャラを追っかけていたが、いまさらながらその事実に気付かされた。
物語はその点を上手く利用している。

ストーリーそのものに関しては、悲劇的な内容といえるだろう。
世界の改変が、ここまでキャラを変えていくのかと思うと、少し考えてしまう部分もある。

だからと言って暗い内容と言えるものではなく、単純なエンターテイメントとしては最高のデキである。
アメコミの魅力はコレである。
クロスオーバーだろうがifストーリーものだろうが完成度の高いシナリオに仕上げてくる。
ライターの仕事っぷりには毎度のことながら感動する。

・・・話がそれてきたので軌道修正しよう。
まあなんだかんだ言って、長い長い歴史の積み重ねが、今作に至る作品群の原動力になっているわけであっても、そこには一種の限界があったのだ。
それは何か?
それは冒頭で書いてきた「長すぎてホントの第一話や詳細な設定を知らない」と言う問題点である。

コレは日本の読者に限って話ではなく、本場アメリカのファンも同じだ。
いくら現地の人でも限界があるし、調べたとしても膨大すぎて調べきれない場合がほとんどだ。
加えて、ここ最近のアメコミ映画の人気が必ずしもコミックの人気に直結するとは限らず、あまり販売部数が伸びてないのが現実であった。

そこで、DCコミックスが掲げたプロジェクトが「NEw52」である。
これは長過ぎるコミックスをいったんすべて終了し、新規読者を増やそうというもの。
この「フラッシュポイント」はこのための布石だったのだ。
人によるかも知れないが、本作の改変はそこに至るまでの経緯を描いており、納得のいく説明もされているのだ。

そして始まった新しいDCの歴史。
このイベント自体は終わってしまったが、新たに作られた第一話は、新しく入ったファンには受け入れらてたと思う。

実際、書店に行くとこの「New52」の帯が付いている本を目にできる。
もしアメコミ、特にDCヒーローに興味を持ったら、そこから読み始めてみるといいかもしれない。

〈まとめ〉
最後がアメコミの宣伝みたいになってしまったが、書きたかったことは書けたと思う。

つまるところ読み方に注意が必要なことには変わりないだろう。
日本のマンガとは根本的に異なるものであるし、(作品にもよるが)絵も写実的だ。

そして値段も高いため、事前チェックは欠かせないだろう。

さて、今回の記事はここまでだ。
次回のアメコミレビューは「シャザム」か「トランスフォーマー オールハイルメガトロン」のどちらかを予定している。

それではみなさん、また次回の記事でお会いしよう!