ジョジョの奇妙な冒険を読み始めました

2016年12月13日

Twitterでも呟いたように、先日から(と言っても三週間ほど前から)ついに「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを読むようになりました。それまではアクの強すぎる絵柄、陰湿な敵のやり口などがあまり合わず、敬遠しがちだったのですが、実写化という残念すぎる告知を機に、もう一度今作を読むことでそれが如何に無謀なのかを知ろうと思いました。つまり皮肉なことに、実写化がわたくしとジョジョを引きつけた…ということです…。ファンの皆様、すいませんm(_ _)m。まあそんなわけで、改めて今シリーズを見つめ直す機会を得ました。

ということで改めて読んでみたジョジョでしたがはたして…面白かったです!なぜこれを避けていたのかと、昔の自分の感性を疑うほどの衝撃を今作から受けました。あれほど陰湿でいや~なやつだったDUOがジョジョにぶっ飛ばされる激アツバトルや、波紋を使った超人的バトル…。能力バトルものの頂点と言われる所以がここにありますね!
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戦闘以外にもキャラの魅力が光ってる部分がありましたね。わたくしが特に好きなキャラがスピードワゴン。自らが認めた男、ジョナサン・ジョースターにどこまでもついて行き、自分にはできることがないかと常に悩むその姿…まさに友!漢です!第二部に入って、彼の設立して財団が、以後のジョジョたちを支えていく展開など、感涙モノでした。

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その第二部と言えば、やはり二代目ジョジョ、ジョセフ・ジョースターのマジックを取り入れた心理戦と、第一部から更に進化した波紋法での戦闘描写が光りますね。物語の演出事態もパワーアップしたように感じます。強敵であった吸血鬼が序盤で早々に退場し、更にその上が存在するという王道ながらも燃える展開にはまさに絶望!終盤の戦いも本気で「どうすんだよこれ…」と思いながら読んでました(笑)
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そんな第二部ですが、最大の見所はやはりヴェネチアで行われたシーザーとの修行ですね。機転を利かせながら未熟な波紋で過酷な修行を乗り越え、シーザーとの友情を育んでいく…。ジョジョという作品は、読者が喜ぶ王道の「ツボ」をこれでもかと突く展開が面白さの秘訣なのだとここから感じ取れましたね。ただ終盤前のバトルラッシュはさすがに(読者側が)息切れしてしまうように感じられました。非常にエキサイティングで迫力のある絵が続くのですが、連続して読んでいくと流石に疲れていきます(-_-;)。感覚を開けて読んでいくのが良いですね^^;

…そしてわたくしが今読んでいるのは第三部、「スターダストクルセイダース」です。
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新たな超能力「スタンド」を駆使して戦う第三部は、能力バトルモノの王道を突っ走っていってる内容ですね。アニメで放送されたのはちょうど二年くらい前だったと記憶してます。当時、そこかしこの店頭で第三部のPVが流れていたので、その内容は濃厚に刻み込まれていました。で、読んでみるとやっぱり面白い。例によってはアクの強いバトルが休むことなく連続して行われていくので、間を開けないと疲れてしまう勢いですが、読み始めると手が止まらない止まらない…(;・∀・)。各スタンドの差別化や独創的な絵、そしてバトルを続けながらしっかりとキャラ一人一人に見せ場を作り掘り下げていく展開などに、この物語に飽きない理由を見たのでしが。まあ、若干一般描写が少なくなってしまった気もしますが、内容が内容だけの仕方ないかな…tという気にもなります。さて、その第三部の中で最も好きなキャラが花京院典明です。クールな性格に隠れた熱血な部分、そして仲間を大切にし、時には自らを傷つけることも辞さずに助けようとする彼にはすっかりハマってしまいました(もっとも、登場人物全員にこういった側面はあるんですけどね…(-_-;))
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…で、改めて来年の公開予定の実写化作品について考えてみたのですが…無理ですね
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はっきり言います、無謀です、不可能です、駄目です。三部途中で、まだ四部を読んでいない自分がこんなことを言っても説得力にかけると思いますが、いくら日本が舞台(のくせして撮影場所はスペイン!)とは言え、アクが強く独特な筋肉質体型のキャラ、CGであっても漫画チックなために再現が困難であると思われるスタンド、そしてなによりも、全く原作や原作者に対する敬意を感じられない、もはや再現する気すら感じさせない配役。やる気あるんスかね?制作担当は「全部やる。だから第一章」と言い張ってますが、メンツがメンツなだけに不安しか感じません。加えて、主役を演じる方は爽やかな顔に定評のある方なので、ムッキムキな体づくりをするかも謎(あんまり言い過ぎるのも駄目ですが)。コレはどう観ても集客のみを狙ったとみて間違いないでしょう。おまけに例え映画がいくらヒットしても、原作者には最初の契約料以外支払われないシステムと聞きます。これでは作品人気(だけ)で映画企画を提出し、再現する気のないメンツでやる作品が量産されていくのも納得がいきます。正直言うと、邦画界は末期ですね…。今年の映画の半分は実写化作品。来年公開される、製作予定のものだけでも「鋼の錬金術師」、「BLEACH」と、名だたるメンツが続いています。「シン・ゴジラ」のヒットが、「アイドルの起用と有名作品の実写やっときゃ売れる」という従来の負のスパイラルを断ち切ってくれると信じてましたが、そんなこともなかった…。邦画界に創作者なし、もうアニメで良いですよ。そっちのほうが質も配役もこだわってますから(現に「君の名は」や「この世界の片隅に」がそれを証明しています)。まあ、そんなやる気のない作品でもある程度の集客(主に俳優目当て)が確実に認められているから続いていくんですよね。負のスパイラルは止まらない…邦画実写化は原作にも悪い影響を及ぼしていく…。その先にあるのは、邦画そのものの衰退。…どうなっていくのやら…、今は見つめることしかできません。