映画 バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲 感想

2016年06月1日

歴史の長いバットマンシリーズは、映像の歴史もまた長い。
古いもので40年代まで遡ることができる。
しかし、長寿ゆえの宿命か、そのすべてが必ずしも名作というわけではない。

本作も、そんな名作にはなれなかった作品であり、89年から始まった映画「バットマンシリーズ」に一時の終焉をもたらした一本である。
ということで、早速本作の紹介に移っていこうと思う。

ストーリー

バットマン&ロビンの前に現れた冷凍怪人Mr.フリーズ。不治の病の妻を冷凍保存する際、事故で氷点下でしか生きられなくなった彼は、冷凍スーツの原動力ダイヤモンドを強奪する。
そのころ南米ではウッドルー教授の実験により、改造戦士ベインが誕生。ウッドルーはこの筋肉増強剤を闇で売りさばこうとしていた。植物学研究者パメラ・アイズリーはその秘密を知った為殺されかけるが植物の毒素と反応を起こし、フェロモンと毒を含有するポイズンアイビーとして蘇生。ウッドルーを始末しベインとともにゴッサムへ向かう。
ブルースの忠実な執事にして親代わりであるアルフレッドは病に冒されていた。命尽きる時のため、彼は自らの後釜として弟を探す。そんな頃、姪であるバーバラが訊ねてきた。ブルースと衝突したディックは彼女に惹かれる。
アイビーとフリーズが手を組む一方で仲間割れするバットマンとロビン。倒れるアルフレッド。そんな中バーバラは、病床のアルフレッドから弟に渡すようにと託された記録ディスクを盗み見し、屋敷の地下秘密基地バットケイブに侵入する。
(ウィキペディアより引用)

感想

さて、感想パートである。
総評から言えば、本作は巷で広まる評価ほど悪い作品とは思えなかった。
しかし、ティム・バートン監督が作り始めたダークファンタジー的なバットマンシリーズの延長線としては、若干進路を間違ってしまった作品であることは否定出来ない。
では、何が問題点で、何が評価点なのか?
順を追ってその理由を書いていこうと思う。

まずは今回のテーマであり、評価点についてだ。
それは「家族」と「死」であり、主要人物の大半がこの悩みを抱いてる。
また、敵も例外ではない。

この二点は劇中設定を使い、上手くまとめられていたと思う。
バットマンとMrフリーズ、互いに立場は違えど家族を思う気持ちに変わりはなく、それを踏まえたラストはちょっとした感動に包まれるかもしれない。
では、その対象をなる人物は何か?意外であり、納得も行く人物がその役割を担っているので、ぜひみなさま自身の目で確かめてもらいたい。

簡潔に述べてしまったが、次に今作のマイナスポイント、つまり問題点を上げていく。
これ、かなりはっきりしていて、初見でも気づく人がいるかもしれない。
ズバリ、過剰な色彩表現だ。
90年代特有の描写というか、全体的に赤や青などの強い原色、そして緑のライトがあたっているなど、画面が一色に染まるところが多い。
これは敵の登場するシーンで最も顕著であり、正直目が疲れる。
さらに、俗に言う「ポリゴンショック」にちかい光を発するシーンもあるので、視聴の際には要注意だ。

そしてもう一点問題点がある。
今作のゴッサムシティは多少現実場離れしすぎてると個人的には思う。
巨大な建物が連なるなど、如何にも近未来的な街を作り出してるが、中には首を捻りたくなる建物や場所も存在し、少からず疑問を感じる。

まあ、前述したように、映画としてのストーリーは悪くはなく十分に見られるものなのだが、色彩表現が悪かった。
これに尽きてしまう。

ということで皆様、また次回の記事でお会いしましょう!