評判ほど怖くなかったホラー映画、「REC」

2017年06月11日

典型的なゾンビもの。しかし…

本作はホラー物やモンスターパニック物でその地位を確実に高めている疑似ドキュメンタリー形式である「モキュメンタリー形式」を用いて制作された作品であります。ゆえに、表面的には、「消防署の一日を探るドキュメンタリー番組」という体で製作されており、映像もブレが多い現実味あふれるものになっています。まあ正直なところ、この手のジャンルはすでにアイディアらしいアイデアは出尽くしてるところがあり、孫雍也展開もありきたりかつ意外性に欠けたものであまり満足らしい満足は得られない内容でしたね。

【あらすじ】

消防士を密着取材するために、通報があった建物に同行して来たレポーター一行。しかし、そこで見たものは未知の感染症に侵され、凶暴化した人々の姿だった。感染拡大を防ぐために建物は封鎖され、彼らは感染者ごと隔離されてしまう。

(ウィキペディアからの引用)

【感想】

撮影隊が取材に行った場所は単なる事故の現場であるはずだった…。割と典型的ですが、導入としては中々に食いつける序盤。こういったなじみのある場所が、ある日突然惨劇の現場になるという展開は平穏な日常が崩されるというリアリティを感じることができ、緊迫感を与えるに十分なものに思えますね。

この非日常への導入からなる序盤から、ゾンビパニックが起こる中盤までの流れは興奮を隠しきれませんでいた。バイオハザードやデッドライジング等ですっかり慣れ親しんでしまった(笑)はずのウィルスハザードを、テレビに映されるカメラという視点を通すだけでこれほど新鮮なものに映るのかと思うと、期待しないほうが難しいというものです。

しかし、これ以降のパニック描写はひたすらに退屈なんですね。これには明確な理由がいくつかあって、一つは悲劇的な描写に慣れてしまうこと。もう一つはそれに至る展開もまた在り来りかつ予想しやすい物に留まってることにあります。いわゆるゾンビパニック系の作品を数本でも見てると、「あ、ここで来るな~」とか「この人死ぬな~」とか思ってしまうもんなのですが、本作は模範的すぎるほどにその通りの描写が続くんですね。こうも先が読めてしまう目がトロンとしてきちゃaky@/\……ZZZZ。…はっ!!寝てしまった!!眠たくなってしまうんですよね…(笑)。でも、これだけだったほんとに、ほんっとに凡作ホラーにとどまっていたと思うんでよ、ここまでは。

さて、事件は終盤に起こります。建物内で起こった事件はとどまることを知らず、残った人物は絶体絶命の危機に立たされます。ここにきてようやくゾンビ感染の全貌が明らかとなるのですがなんとその真相は……、本物の悪魔(?)でした

…おいおい、俺はエクソシストやオーメンを見てるんじゃないんだぜ?そりゃね、こんな映画見てればオチは28日後やバイオみたいなものを連想するでしょう。物語は事の真相をほんのちょっち提示して終了してしまいます。うん、大変中途半端出来だったと思いますよ。確かに意外性を含んでいたとは言えますが、それにしてもその真相がぶっ飛びすぎていて序盤の現実的な破壊してるといえます。

現在この作品はシリーズものとして数本作品が製作されてるようですが、あんまり見たいとは思えませんね…。