NEW52 ジャスティスリーグ 誕生 レビュー

2016年05月23日

※今回はレビュー記事なので「です・ます口調」が崩壊します!

数日前のレビューにて、「次回はシャザムかスパイダーバースのレビューを行います」と告知したが、様々な要因が重なり、この記事に至る。

事の発端は二日前まで遡る・・。
その日、新規アメコミユーザーを対象にした、読み方等についての解説を記事にまとめていた私は、ある悲劇に見舞われる。
なんと、寝ぼけていた私は誤ってPCのシャットダウンのボタンを押してしまったのだ!

運の悪いことに、下書きページに文章を保存せずに書いていたので、データが一瞬にして引き飛んでしまった・・。
いや、まあ完全に私が悪いのだが、ちょっとショックを受けてしまった私は記事にする題材に悩み、せっかくなのでDCヒーローについてさらなる開拓を進めようとひらめいたのだ!

・・・ということで、今回は「NEW52 ジャスティスリーグ 誕生」について書いていこうと思う。

〈ストーリー〉
地球に人智を超えた超人たちが現れてしばらくが立った頃・・。
犯罪のはびこる街、ゴッサム・シティを駆け抜ける二人の戦士がいた。
一人はバットマン。ゴッサムを守護するもの。
もう一人はグリーンランタン。宇宙の警察だ。
共通の目的で敵を追う二人であったが、追跡の末に手に入れた情報は謎の箱であった。
正体を確かめるためにスーパーマン、フラッシュに協力を要請する二人であったが、突如として箱をゲートとし、敵が現れる。
箱の正体は、別の次元に繋がる扉だったのだ。
戦闘に突入するヒーローたち。
そこへワンダーウーマン、アクアマン、さらにサイボーグを加えた戦士たちは、人類を守るために初めての共同戦線を張るのであった!

〈レビュー〉
一応ネタバレ抜きのつもりで書いていく。
前回レビューした「フラッシュポイント」にて改変され、リブートしたDC世界。
いわゆる、NEW52の世界観が本作の舞台だ。

冒頭でも述べたように、この世界のヒーローはデビューしたての新米で、自分の我を貫こうとする者が多い。
その主たる要員がグリーンランタンであり、ある程度苦労を重ね、新米の中でも比較的ベテランなバットマンがそれを諭す、という行動が最終的にチーム結成に繋がっていく。

本作はそんな戦士たちの成長を描きながらも、ヒーローの王道モノとしての完成度も高い。
突如現れる謎の敵、それに立ち向かう戦士たちという古典的ながらも一種の新鮮さ感じるこの感覚は、リブートされた世界観ならではのものだろう。

さらに、それだけで終わらないのがアメコミの魅力である。
本作はメカニカルヒーロー「サイボーグ」の第一話としても機能している。
実写化も決定している彼のことをいち早く知りたい方は、本作を手にとって見るのもいいだろう。

しかし、不満がないわけではなく、ある程度のご都合主義を感じた。
ヒーローのクロスオーバーにおいて、これを感じるのはある意味仕方ないといえる。

加えて、サイボーグの戦いへの動機も弱いと感じた。
もともとプロのバスケ選手を目指していた彼は、敵の襲撃により瀕死の重傷を負い、半ば強制的に蘇生のための改造手術を受ける。
とても石ノ森チックな誕生を果たした彼は、当然のことだから葛藤する。
しかも改造の主は父親である。
サイボーグことビクター・ストーンに対して素っ気ない態度をとっていた彼は、本当は心の底から息子を愛していた。
ゆえに蘇生のための手術を強行した。
この展開には納得できるし、勝手に改造されて、理性を失い飛び出す行為も理解できるのだが、敵が目の前に現れる一点。
人々のために戦うことを決める・・。

いやまあただの少年がヒーローに目覚める過程を感動的に描いたとも言えるし、単に日本のヒーローに慣れすぎたゆえの鬱展開コンプレックスとも言えなくもないが、この葛藤をもう少し丁寧に描けなかったのかなと、悔やまれる。

だが、一つ確実な事が言える。
それはアメコミ作品に興味を持った方に胸を張って薦められる作品だということだ。

もちろん多少の知識は必要だ。
そこはぜひ調べて欲しいし、今後記事にする予定の「アメコミ入門講座」を参照してほしい。

コレを読み終わった時、あなたは「ジャスティスリーグ」のファンに変身しているであろう・・・。
(※なお、効能には個人差があるため保証はできません)

〈まとめ〉
ここには、本編そのものには関係ないが、今後のDCヒーローの展開として、重要と思われることを書いていく。

まず、今回の敵であるが、これまた王道を行くパターンであった。
どこから来たのか不明な謎の侵略者、圧倒的なパワーでヒーローたちをねじ伏せていく戦闘スタイルなど、迫力満点な存在であるが、それだけの理由でこちらに書いたわけではない。

実はこの敵、記念すべき映画ジャスティスリーグ第二弾に登場する可能性のある敵ナンバーワンだ。(個人的な推測であるが・・。)

「バットマン対スーパーマン」のレビューにて、私は「NEW52の世界を基にした展開を見せるのではないか?」と予想を立てた。
そして次作、「ジャスティスリーグ」には今作で活躍したヒーローと同じメンツが活躍する(例外としてはグリーンランタン。)

映画においてフラッシュの登場による改変を示唆する場面と、作風のモデルから見て、この可能性は高いと考えられる。
もちろん、その全貌は実際に情報が開示されてからではないと判断できないが、少なくとも予想はできる。

私はこの可能性に期待したいと思う。

・・・さてさて、長くなってきたところで、今回のレビューは終了だ。
次回から特別な予定は建てず、その時に買ったアメコミについて記事を書いていこうと思う。

シャザムとスパイダーバースは確実にレビューをすることを保証する。

ということで皆様、また次回の記事でお会いしましょう!